谷中亜紀展

「girls exhibition」
谷中亜紀・森脇正奈・さかきあゆみ

PartⅠ

谷中亜紀展
－ほおずきノスタルジア－

2002年5月7日（火）～5月12日（日）
但し月曜休廊　11：00～18：00
すべてワイヤーを素材として制作したオブジェの、立体インスタレーション。



今回は神戸芸工大視覚情報デザイン科を２年前に卒業した若者たちにPocketの空間を預けました。若き女性の持つ希望と不安そして自信それらがミックスされてどのように展開されるか楽しみです。３人３様そして似て非なるもの。
将来彼女たちがどのように歩み続けるのか分岐点になる展覧会になりそうでそのパワーと新しい息吹をかんじます。


出品者のコメント
私は子どもの頃の9年間は北海道という大自然の中で育ちました。作品を制作している時はいつも子どもの頃のあの情景が思い浮かんでいるのです。山で見たあの景色。観察しつづけたあの植物。その時の記憶が私の中で何かの「カタチ」になろうとしているのに、気がつきました。記憶の断片をたどってゆくと、当時住んでいた家の、門の前にひっそりとさいているほおずきの「姿」がいつも思い出されるのです。ふくらんだ果実にうつる１本１本の葉脈のような線がすごくキレイに見え、とてつもない生命力を感じました。その小さな感動をいつまでも忘れずに、カタチにしてゆきたいと考えています。

谷中亜紀